万年筆を手にとったところ、面白い気づきを得た話

はじめに

久しぶりのブログです。
最近ハイキューを結構な頻度で読み返していて、 ハイキューという作品が
「如何に私の心を震わせたのか、そうさせる要素とは何か」
について記事を一本書こうと思ってましたが、
気づいたら万年筆を購入していて、使ってみてどんな感じだったかについて
書き連ねた記事が出来上がってしまいました。許して。
ハイキューの記事はいずれ書きます。

万年筆購入の経緯

話はまず昨年末に遡ります。
ある方に年賀状を出すことになり、ハガキを買って年始の挨拶を書いておりました。
書き上がりチェックしてみたところ唖然・・・
「前から知ってたとはいえ、俺の字汚すぎる・・・(ドン引き)」
これは大人として恥ずかしいと思い、急いでキレイな字を書くための練習帳を購入。
・・・するも、6月まで放置してました。
そんな感じで練習帳やテキストを購入したことを遠い記憶の彼方へ
おいてきてしまっていた私の下に、 一つのバズツイが飛び込んできます。

「自分の字が生まれる感覚」「自分の字のコンプレックスが化ける」
というのが気になり(というかんなわけねーだろというムカつき)、
そして以前購入したテキストや練習帳と自分の書いた年賀状を見た時の
恥ずかしさがフラッシュバックし、衝動的に購入するに至りました・・・

「果たして自分の字が生まれる感覚を得たり、自分の字のコンプレックスが
化けるなどということが自分にも起きるのか確かめてみよう・・・」

字を書くのに気を遣い始めた

購入したのは友人に勧められたLAMYの万年筆。

www.amazon.co.jp

まあまず最初にインクを出すことに苦戦しました。
「あ゛ァっ?!出ねえんだけど?!!(半ギレ)」
Youtubeで万年筆での字の書き方を視聴し、インクを出すことに成功。
インクを出すコツを掴んだあとは結構簡単で、書き味も結構なめらかだなという印象。
しかし字が汚いのは相変わらず(当たり前)。自分の字のコンプレックスが化けるなどということはありませんでした。
多分書き手の感受性の問題では・・・w

万年筆で字を書くと液感というかペン先から液体が放出される感覚があり、
その放出される液体をペン先を上手く操作することで制御するという明らかにボールペンや筆ペンで字を書くのとは違う体験が得られました。
操作感はボールペンに近いものの、出力される字は筆で書いたような
ごまかしの効かないものが紙面に描き出されるので、感覚的には「字を書いてる」というよりも「絵を描いてる」ような感触があります。
それ故に、

「この線はまっすぐビシッと引こう」
「ここの払いは箒で払うようにしたほうが良さそう」
「コンパクトにまとめると全体的な見栄えが良くなりそう」

というボールペンや鉛筆で字を書く際には起こらなかった前段の思考が生まれていきます。 この感覚は非常に面白く、「もしかしたら『字が生まれる感じ』というのはこういうことなのかもしれない」と思い、字を書く(描く)面白さに触れたような心地がしました。

字を書くのがうまくなりたいという話

とかなんとか、色々賢しらに述べたもののやはりボールペンで書いたときと字の汚さは変わらず。。。
これでは昨年末感じた羞恥を今年の年末も味わうことになってしまう・・・
字が、字がうまくなりたいです、安西先生。。
万年筆で字を書く時は必要以上に力を入れないという点以外は特にボールペンや鉛筆で書いてる時と変わらない操作を行っているので、
「そもそもボールペンや鉛筆で書いた字が汚けりゃ万年筆で書くときも同様に汚い字になるのでは」
という仮説が自分の中で浮かび上がりました。
そのため、まずは購入したテキストをボールペンでこなして上達を図り、
そこからまた万年筆を試してみるという方向で仮説の検証をしようと思います。

終わりに

今回万年筆を購入して使用してみた結果、
1.「自分の字のコンプレックスが消える」
2.「自分の字が生まれる感覚」

の内の1番目については、「全然そんなことなかったわ」となり、2番目については「あー、そんな感じする(納得)」となりました。
「字のトレーニングを続けていき、この続編を記事にするのも面白いかもしれない・・・」
と思い始めていますが、
正直字を書くトレーニングよりも仕事のスキル習得とか仕事に関連する技術についての勉強のほうが優先される(しないとおそらく死ぬ)ため、果たしてこれの続編があるのか?そもそも字のトレーニングする余裕あるぅ??となるなどしてます。
まあ、乞うご期待!!ということで。
それではまた次回、
「ハイキューの良さについてオタク語りをする記事」
でお会いしましょう。
その日まで、あなたがどこかで面白い気づきを得られる日が訪れますように。

絵馬に願ひを!ストコン初日感想・レポ

はじめに

ドーモ。thatGuyデス。
この記事は令和参年睦月拾玖日に執り行われた
Sound Horizon 7.5th or 8.5th Story 「絵馬に願ひを!」
のコンサート初日について、 感想・レポ、良かった点や不満等を
書き連ねる記事です。
筆者の記憶力が残念なため所々正確ではない点がありますが、
そこはご容赦ください。
長いので、気になるものに飛べるように目次を作っておきました。
(読んでもらわなくて良いと思った項目は目次から外してあります)

目次
開演前
第1部
星空へと続く坂道
狼欒神社
夜の因業が見せた夢
暗闇を照らすヒカリ
少女の生まれた地平線
西風のように駆け抜けろッ!
第二部 サンホララボSHK出張所 with Revo
第三部 Re:Vival Cover Live with A15周年記念祭Members
MC
Sacrifice
歓びと哀しみの葡萄酒
MC
死刑執行
宵闇の唄
MC
Baroque
遥か地平線の彼方へ
アンコール
アンコール後MC
余談

ライブ当日に至るまでのお気持ち
(長いから飛ばしてヨシ)

  • Neinからかなりの時間が経ち、Around15周年サイトでの新曲発表や
    リマスターCDの発売、サンホラ研究所の研究報告動画等々で
    そろりそろりとこちらに忍び寄ってはいたものの。。
    「あの大きい山はいつ動くんだ・・・?動いたら死ぬ。俺が。」
    とビクビクしていたそんな折に、
    Around15周年(未だに何だそれは・・・となる)の作品として、
    2020年9月に7.5th or 8.5th Story「絵馬に願ひを!」が発表され、
    発狂しながら11月に予約。

  • 選択式の物語作品としては先行もしくは類似の作品や取り組みとして、
    マキシマム・ザ・ホルモンの「デカVSデカ」や
    平沢進(ステルスメジャー)のインタラライブが思い浮かぶ。

  • 視聴後の感想としては、
    「先行・類似作を確認してるので、
    マジに革新的とまでは行かなくともやはり新しい。
    渾身の一発だこれ・・・(渾身の一発じゃなかった時がない。)」
    →ぐるぐるぐるぐる再生する日々が始まる。1日1参詣が板。

  • そんな最中に緊急事態宣言の発出が検討される。
    (何だこの日本語は。ここに日本式政治のすべてが詰まってるなって単語だろこれ。)
    →ライブが開催されるのか不安な気持ちで一杯になりつつも、そうなったときの覚悟をしておく。

  • 東京都緊急事態宣言発令。
    後日アナウンスより、ライブは敢行するとのこと。
    ライブ初日が近づくにつれて、
    「え、マジで??マジでライブやるの???」
    という気持ちに。

開演前

ドキドキドキドキ・・・

入場列の様子・チケット確認時

私の見る限り、皆さんかなり静かに整列してたように見えました。
入場時のチケット確認前に検温とアルコール消毒あり。
チケット確認では身分証と一緒にチケットを係員の方にお見せして、半券をもぎるのは自身でやる。

御朱印について

御朱印は列に並んで初穂料500円を払い、自分で机に置かれた束から取る。
近くに両替のコーナーがありましたが、できれば自分で用意してたほうが吉。御朱印は紙に印刷されており、束から一枚ずつ取る。
紙一枚が結構薄いので、気をつけて取るべし。
(私はミスって4枚取ってしまいました・・・)

開演前アナウンスに猿田犬彦くん登場

入場してしばらく開演を待っていると、
開演前アナウンスに猿田犬彦くん登場。
BDで受けた印象通りのチャラさ全開で、
開演前から楽しい雰囲気を作ってくれました。
Sound Horizonを「ソウンド本尊?!」と読んでみたり、
プレミアムシートを「ミレニアムシート」、シンクロライトリストバンドを「サイクロンライトリストバンド(記憶が定かではないため正確ではない可能性あり)」と読んでみたりと開演前からアクセル全開。
また、シンクロライトリストバンドの動作確認とP席の皆さんが選択肢提示時に使用する機器の使用方法説明がなされる。
(この時点でメタ的な状況とはいえ登場人物が第4の壁の向こう側から見てる我々を認識している・・・?となる。)
犬彦くんがアナウンスしてるからか、本人から
「右!迷ったら右を選んでくれよな!」的な念押しが3回。

第一部

セットリスト

セットリストは以下のとおり。

  1. 参詣す(BDと同様、「参詣す」「参詣せり」の2択が表示される)
  2. 星空へと続く坂道
  3. 狼欒神社(大塚さんナレーション、観客から見て漆.伍は左、捌.伍は右)
  4. 夜の因業が見せた夢(選択は右)
  5. 暗闇が照らすヒカリ(選択は右)
  6. ある少女の記憶(ナレは沢城みゆきさん)
  7. 少女の生まれた地平線(時は登る陽をさかのぼり・・・)
  8. 西風のように駆け抜けろッ!(選択は左)
  9. エンドロール
参詣す

「あ、ここから再現してくんですね・・・」
スクリーン上で「参詣す」と「参詣せり」を行ったり来たり。
(実際のP席の選択がスクリーンに反映されてるかは謎。恐らくやってない。)

星空へと続く坂道

無事「参詣す」が選択され、姫子チャン登場。
バッチリJK制服で、JK的なカバンを提げて舞台を駆け回る。
「うわああああ・・・マジでライブやってるよ・・・夢じゃないらしい」
となり、舞台上の隅から隅まで目を凝らすなどしてました。
バンメンは狩衣を着ての演奏。鼓、和太鼓や琴もバッチリ居る・・・
初っ端から情報量が多い。
途中で時が止まり、神社関係者登場。
舞台中央で姫子が体を折り曲げ静止してる中、割と長々とMC。
(体感3〜5分くらい)
(筆者の記憶力があまりよろしくないためあってない可能性があるが、
ぺこぱパロディのMCとかやってた。違うよ!って場合は
違うよ!!違うよ!!ってコメントください。)
姫子がプルプルしてきた頃合いで時は動き出し、狼欒神社パートへ。

狼欒神社

ナレーションは大塚明夫さんVer.
ソロの方はギターソロありのバージョンで、
ギター二人のソロが聴けて至福でした。
エレクトリカル神社出現のギミックも非常にスムーズで、
「降臨するとはまさにこのこと」という迫力。
ダンサーのダンスも神楽モチーフのような振り付けが最the高。

夜の因業が見せた夢(選択は右)

葦の小舟に子供が流される様を男性ダンサーが見事に表現していたのが、
非常に印象的でした。
歌姫の歌声も暖かく包まれるような歌い方や、今度こそ産めるようにと
必死な声音がでたりとプロの凄まじさに感嘆するしかありませんでした。
この時提示される選択肢の結果は右。再度の流産選択。
犬彦君に念押しされた効果もあっての右なのではとか、
「犬彦くんへの会いたさ募るあまりに赤子を殺す選択っていい趣味してるなあ」とか、 むしろ「右を選んでくれよな!」の念押しで
カリギュラ効果的なものが働かなかったのかよ」などなどの思いが
P席参戦できなかった木っ端神の一柱の脳内には駆け巡っていました。

暗闇を照らすヒカリ(選択は右)

さあ、やってまいりました。苛烈なパートです。
BDで視聴したときからそうですが、今作においてローランは「狼欒神群」ということで私自身はなるべく神目線で楽しむことにしており、
心苦しい部分はあるもののどのような呪詛を吐くのか
楽しみに観ておりました。 観ながら、
「不育症や不妊症についての知識を仕入れておけばよかったな」
と思いつつ、楽しみにしていた「こんな世界滅んでしまえ!」のパート。
ダンサーから天女の羽衣がごとくの(それにしてはめっちゃ刺々しいというか燃え上がる炎のストール...というよりもガンプラの脱着可能なパーツじみてましたが。)背部パーツを装着し、 松明を掲げながら

「何処かで見ているんだろう?!
焔(ほむら)を殺したのは、
お前たちだ!!!!」


(これは良い呪詛。めっちゃいい・・・遥かに良い・・・)
(第4の壁の向こう側の存在を認識している・・・?
八百万の神という信仰であるため、一応は壁の向こう側を認識できていないともとることはできますが、文脈的には此方側を認識してると解釈するほうが自然に思えます。加えて「山姥」や「般若のような鬼女」という
妖怪的なものへの变化ではないのにも驚きです。)

と渾身の恨み言が浴びせかけられ、
観客席がその迫力に押されたような気配を感じました。
「犬彦くんを登場させるために」
という私からすれば軽々に思える選択の結果としては
非常に後味が悪いものになったのではないでしょうか。
個人的には楽しさ7割、後味の悪さ3割位でした。

少女の生まれた地平線

この記事書きながら、記憶がするりするりと抜けていったために正直印象に残っていません。
このあたりから出音バランスおかしくね・・・?
(BDでうまく把握できなかったガヤのセリフがやっぱり聞こえない、音割れしてない・・・?)となり始める。
余談ですが、主人公が姫子なのか焔なのか自分の中では未だに謎です。
(妃巫女なので普通に読めば姫子という解釈ですが、ミスリードの可能性。同一人物であるならば「焔」という名前で
「嫌な記憶を思い出すため」
父親が変えた可能性。 同一人物だった場合、狼欒神群の選択と矛盾する。
などなど・・・)

西風のように駆け抜けろッ!(選択は左)

そして赤子を殺し、伊坂那美の願いを裏切ることで実現した
狼欒神群お待ちかねの犬彦君曲。
「バイクの表現どうするんだろう?」と思ってましたが、
実物のバイク(KAWASAKI ZEPHYR)が台車的なモノに載り、
犬彦くんはバイクに跨り颯爽と登場。
(いかんせん台車が鈍いので、犬彦君からスピード感を感じることはできない。)
サンホラとしては初挑戦であるラップが続き、
ライムもフロウも絶好調で癒やし曲にも関わらず痺れる私。
ちなみに猫の方はバッチリ黒猫。
犬彦君役の立ち居振る舞いや歌唱はほんとにそこに「猿田犬彦」が存在し、目の前で躍動している様を見て(もちろん他のキャストもそうですが。)、
唐突に感動したりしておりました。
ブラックミュージック的なノリとアコースティックな演奏で夕陽を感じる一時に幸せに包まれる。
このときP席狼欒神群が選んだのは左の選択肢。
赤子を殺し、母の願いを踏みにじっておきながらこの選択には??でしたが(最後まで殺しぬいてほしかったんですが、この気まぐれも神ならでは。)、まあ犬彦くんに絆されるよねぇ〜〜となりました。
そしてエンドロールへ。

第一部完

あっという間にエンドロール。
濃密な時間を過ごした幸福感と
「エッ?!もう終わったんですか・・・?!」という気持ちが混ざりつつ、
5分の換気休憩です。

第二部 サンホララボSHK出張所 with Revo

※筆者の記憶力が残念なため、
会話の内容に関する記述は正確ではありません。
雰囲気こんな感じということでご容赦下さい。

第一部のシリアスさとは打って変わり、
和やかに始まった座談会。
さやわかさん、清水耕司さん、冨田明宏さんが
Revoを前に少しもじもじしながらも今作についての所感を述べたり、
SHのこれまでについて話したりしていました。
(まあそらもじもじしちゃいますよね。)
今作についてはシナリオを聞き手が選択する形式ということで、
その表現や実現方法の凄まじさはもちろん、
本公演を楽屋から見ていたさやわかさんから
「素朴な感想ですが、『あ、これほんとにやるんだ』っていうのがありました」
というコメントが出て、それに対してRevoも
「BDでアレをやったならライブでももちろんやる」
と応答する様子が見られました。 選択形式という本作のポイントから
「聞き手に先の話としてこういうものがあるよということを見せる点」
について言及され、それに関連付けるように
Elysion - 楽園への前奏曲 -」へ話題が流れていきます。
「メジャーデビュー一発目としてはなかなか特異な曲構成ではあるものの、今のサンホラとも非常に共通する内容であること」
についてお三方が会話を交わしながら、
「実際にはどうだったんですか?Ely前は過去の曲を見せつつ、その先に待ち構える物語を見せるという意識でしたか?」
とRevoへ水が向けられると、
「当時の自分としては非常に嫌な作品で、今となればその歴史も愛そうというのがありつつも『Elysion - 楽園への前奏曲 -』はここでは
カット&カットな大人の事情が様々あり、どちらかというとその影響を多分に受けてあの形になった。しかし今から見ればやってることって変わらないよね。」 との回答でした。
SHの歴史を振り返る中でインディーズ時代のアルバムについて
冨田さんから言及がありましたが、ちょっともやったのは後述の「不満点」で言及します。

第三部 Re:Vival Cover Live with A15周年記念祭Members

セットリスト
  1. Sacrifice(main Vo:姫子 cho: 伊坂奈美、天野宮比、猿田犬彦)
  2. 歓びと哀しみの葡萄酒(main Vo:伊坂那美)
  3. 死刑執行(犬彦、宮比)
  4. 宵闇の唄(神社関係者、with屍人姫(数は足りないが姫子、伊坂那美、天野宮比、猿田犬彦))
  5. Baroque(天野宮比)
  6. 遥か地平線の彼方へ(神社関係者、猿田犬彦、詩女神は姫子、伊坂那美、天野宮比)

MC

5分の換気休憩の後、スタート。
神社関係者が参上し、Revoから託されたMCを代読。
(代読時の音声はRev・・・言わぬが華です。)
何やらRevo本人は第二部の後にラジオの収録があり
コンサートの時間と被っているため出演叶わず、
代わりに神社関係者が代読、出演の模様。
Re:Vival Coverにあたり真面目カバーとパロディカバーの2種取り揃えているという案内がなされ、曲が始まりました。

Sacrifice

真面目カバーでした。
メインヴォーカルは姫子チャン。
冒頭のコーラスに下ハモで犬彦君が参加。
(下ハモと言っても男性からすればかなり高いキーで歌ってるように感じました。)
後に神社関係者のMCで「歌姫?」とされる犬彦君爆誕の瞬間です。
仮面の男はもちろん神社関係者が演じていました。

歓びと哀しみの葡萄酒

連続して真面目カバー。
メインヴォーカルは伊坂那美=サン。
Remiさんの担当曲で非常に高音が多用されますが、
難なく歌ってのけ演技までガッチリやる歌姫に感動&感動。

MC

神社関係者再登場。
Sacrificeは今回15年と数カ月ぶり・・・?に再演。
歓びと哀しみの葡萄酒は14年と数カ月ぶり・・・?に再演。
(絶対正確じゃないので、誰かコメントで教えて下さい。)
先述したように、Sacrificeでの犬彦君コーラスを指して「歌姫・・・?」
への言及がありましたが、正確には覚えていません。

さて続いては真面目なのかパロディなのか・・・

死刑執行

犬彦君メインヴォーカルの真面目カバーでした。 ショットガンを振り回し、ハンドガンに持ち替え宮比チャンと背中合わせ、向かい合わせになって銃を構える(かっこいい・・・) そして開演前に英語力の拙さを全力で発揮したくせに本曲ではバリバリ饒舌に英語歌詞歌っている・・・だれだお前は。

宵闇の唄

またまた真面目カバー。
屍人姫の人数が足りない(そらそう。)。
屍揮者は神社関係者が担い、もちろん指揮棒を使用。
エリーゼ人形もバッチリ登場です。
磔刑になる姫子は確認できましたが、
席の位置的にほかの3人がどうなってたのかは確認できず。
姫子→磔刑
宮比→青き伯爵の城
犬彦→黒き女将の宿(元ネタの童話的にも唸らされた)
那美→火刑の魔女
twitterで検索したところ上記の情報があったので、記載しておきます。
非常にテクニカル且つド派手な曲で、
目でも耳でも楽しませてもらいました・・・
気になった点として、原曲で悲鳴を上げながら井戸から飛び出てくるシーンで逆に井戸の底に埋まっていく神社関係者という描写がありました。

MC

神社関係者再々登場。
宵闇の唄への言及があり、演奏陣的にも
やるなら・・・?「今でしょー!」(実際にこの小ボケやりました。)
とのこと。
死刑執行についても「SHの曲ではないですが」という言及があったことは覚えてますが、その後は記憶から抜けました。
マジでぴえん通り越してぱおん。

Baroque

やりそうだな〜とか思ってたら、マジできたやつ。
パロディカバーでした。
全体的に陽キャ、ギャルのノリで天野宮比の語りが進んでいき、
「シリアスとコメディの振り幅!」と惑わせていくスタイル。
まず出だしから、
「神様!ウチは人を殺しました!ウチは...この手で大切な人を殺しました!!」
(下手から「いよぉ〜!ポンッ!!」と畳み掛けられ、気持ちは迷子。)
「あの子との長い付き合いの中で多くのエモみを受け取る」
「ありえんガールズラブの炎が身を焼くツラミを知りました。」
「そん時(拒絶された時)のあの子の言葉は超ぴえんてかぴえん超えてぱおん」
「もうあの子しか勝たん(「いよぉ〜!ポンッ!!」)」
等々のギャルノリで振り回され、
最後に
「てか!だれも赦してほしいからって参拝してんじゃないんだよね!」
という暴論をぶん投げられたらそりゃ神社関係者も
「ならば何故ここに参った?!この承認欲求クソデカギャルめが!!!」
と吠えて当然です。
ほんと何しに来たんだこの子。

遥か地平線の彼方へ

続けてパロディカバー。
犬彦くんと神社関係者登場。詩女神は姫子、那美、宮比。
師匠役を担当する犬彦君が単車(正確には台車に載った単車)に跨り走り抜け、それをまさかの徒歩で追いかける神社関係者という
「な、何を見せられているんだ我々は・・・」
という光景が目の前に広がります。
創世の三楽神の成り立ちについての説明も「なんかよくわからねーが、とりあえずそういうことらしい!」というノリが全開。
そして極めつけは師匠との別離後に舞台のバックスクリーンに
投影される空中に浮かぶ犬彦くんのバストアップ。
そんなコメディをよそに響き渡る美しい詩女神のコーラス。
地獄かよ。(褒めてます。)

アンコール

曲に入る前に、全キャスト集結(神社関係者とRevo以外)。
神社関係者は「神社の職務があるため帰社」
MCの内容は特に決まってないような素振りで(まあ恐らく決まってる)、
宮比ちゃんから「キャスト、研究員とバンドメンバー紹介」の提案。
アンコール時のMCは神社関係者がやるはずだったようですが、
上述の理由で不在のため犬彦君が宮比チャンを指名。
キャスト、研究員とバンドメンバーの紹介が行われ、
Revoは不在のままスポットライトだけが照らされ・・・
というところで、Revo登場。
ラジオ収録とのダブルブッキングということで不在というのは実は嘘で、
収録はリモートで済ませていたとのこと。
※こっからRevoがMCで何喋ったか覚えてない&順番が間違ってる可能性重点。
神社関係者不在におこのRevo。
なにやら王国の幻獣にドローンがついたアプデが施されたらしく、
帰社途中の神社関係者の様子が映像で中継される。
宵闇の中なのか、異界なのかよくわからない道を走る神社関係者。
ドローンに気づいてこちらに手をフリフリ走る。中継終了。
曲の前に全員で
「流行病の鎮静と今後のライブの成功、皆の健康を祈願して捌拝捌拍」
を行いました。
最後に演る曲は「即ち...星間超トンネル」
Revoから
「普段ならジャンプする曲だけど、今日はなし。
その代わり拳を突き上げよう。ウェーブとかになるかもしれないしね。」
という案内の後に演奏開始。
イントロやサビに合わせて舞台上のキャスト一同(研究員もいた!)が
行う振り付けを観客も行い、拳を突き上げたりウェーブを作ったりと
楽しい光景が繰り広げられ、そこには確かに
「観客と舞台上の皆で作るライブの時間」
が流れていました。
このコロナ禍で人と人との繋がりや気持ちの触れ合いが難しくなる中、
掛け値なしに美しく繋がっている瞬間がここに在るなと感じ、
これには腐った性根をしている私もじんわりとくるものがありました。

アンコール後MC

Revo以外の一同は退場。
※割と覚えてましたが、正確ではないです。
「20時終了ということなので、手短に。
来てくれてありがとう。
(胸に手を当て、少し深めに頭を下げる。
拍手が長く響き渡り、ゆっくり顔を上げる。)
ライブはできないんじゃないかと何回か思ったけれど、
そのすべてを乗り越えて今日こうして開催できた。
諸君の人生のページに刻める何かをと思ってこれまでやってきた。
諸君の選択はすべて正解。
今日ここにいる見えてる神様も見えない神様(リモート参加組)も、
本当にありがとう。
いつもだったら帰るまでがライブと言っているけれど、
今日は家に帰って二週間を君たちが健やかに過ごせるまでがライブです。
ありがとう。
今日は残念ながら君たちの国歌を聞くことはできないけれど、
事前に公開された振り付けの動画はスクリーンに映します。
覚えてないよって人も一拍くらいズレても問題ない。
最後の「サウンドホライズゥーン、キングダーム!」だけ
合ってれば大丈夫。それでは。」
MCの後に国歌(ファンミーティング時に収録したであろう音源)と共に
舞台上のスクリーンに大きく振り付けの動画が流され、
それに合わせて自分の席でそれぞれ振りを行う皆さん。
誰一人として歌ってはいないものの、繋がりや喜びがそこには在ったように感じました。

余談

  • 緊急事態宣言が発出され、世間的にも一段とイベント・ライブへの目線が厳しくなる中、敢行してくれたことには感謝しかありません。

  • ストコン初日を迎えることができ、その場所に自分がいてその時間を
    沢山の人と共有できたのもウレシイ・・・ウレシイ・・・

  • 書きながら記憶が欠けていく・・・のにめっちゃ長くなりました。
    皆さんどうやって記憶保持もしくはメモを取ってるんですかね。
    まさかね。。

  • 久方ぶりのサンホラのライブはもう最高&最高。

  • 既存曲の和楽器アレンジが最the高。

  • バンメン、キャスト、ダンサーの仕上がりがこの状況もあってか、
    より一層焼き付いた。(そしてすぐに消えていく記憶。)

  • 演奏される曲、その内容やソロタイムなどで声を出したくなる気持ちを堪えて渾身の拍手(柏手)を行った。

  • 黙って拍手のみを捧げてるゆえの異様な熱気。

  • 高頻度で「アッ!!!(精神が幸福と歓びで死ぬ音)」となりますが、
    声を出してはいけない。(重要)

  • P席や前列の席の方は音量が割れずともそもそも音がデカイので、
    ライブ用の耳栓の用意があったほうがいいかもしれない。

  • 6公演という公演数に意味がある旨のMCがあったので、
    数字に意味があるor各公演演出やエンドが違う?

  • 今回は少年未登場。
    子役はいたが、BDで確認できる衣装の子がそもそもいなかった。

  • 神社関係者が銀髪且つイヴェールやノエルのようなしっぽがあることを確認。

不満点(大体第二部について)

※基本的に文句でしか無いので、読まなくていいです。

  • 会場の問題が多分にあるでしょうが、ヴォーカルや語りが音割れした演奏音にかき消されて殆ど聞こえない。(特に語りと歌唱がミックスされると地獄。)

  • 第二部は段取りが悪い。何のトピックをどんな順番で話していくのかという表示も説明もなく、時間が過ぎるに従ってMCが何となく話題を変えていく。

  • 加えて既に上がっている研究報告の追加情報なのか、
    そうでないのかわからない雑談と見分けのつかない話が
    展開されていくのが謎・・・
    第二部の趣旨としてはそういうものがあるのかもしれないですが、
    「研究所」としている以上は業界でプロとして筆を執ってる人たちの
    見識をきちんと披露してほしかった。

  • これは完全に理不尽とさえ言える個人的願望を含めた不満でしかないです。
    SHの歴史を振り返った際にインディーズ時代のアルバムの
    高騰具合について言及がありそこで 「再販の可能性」であるとか、
    「それらの時代の楽曲と『Elysion - 楽園への前奏曲 -』に収録されているElysionの楽曲の比較」
    について言及したりRevoに直撃質問をしてみたりというチャンスが有ったのに、その時に起こった観客の拍手を
    「高騰してるのがすごいですよねへの同意」と解釈して話を進めてしまったのは残念・・・
    (この時は長いSHの歴史を振り返ってその楽曲の魅力や凄みについて
    語りながら、冨田さんから
    「でもEly前入手できなかったんですよね!」
    という発言がありそれから観客の拍手と上記の展開だったので、
    拍手の意味が「再販の可能性について直撃してくれるのか?」
    という期待感が主だったかは謎。 我々ファンでは直接聞けるような機会が殆どない中、それができるポジションにいながら絶好の機を逃し、
    研究所と言いつつ研究結果の補足も特に無いというのも相まって残念でした。大人の事情というやつで踏み込まなかった可能性もありそうですが。)

  • 研究所でのお三方の役割とは・・・となりました。
    というのも、上記の第二部に対する不満とは少し異なりますが、
    基本的にSHすごいですねーというのが終始繰り返され、
    「その後の展開を観客に選択させるライブ・作品である」
    という点においての新規性について言及された際に
    「先行・類似、もしくは近似した作品として
    ホルモンの「デカVSデカ(視聴者が選択や特定の操作を行わないと本編映像が視聴できない)」があり、
    ライブに関しても平沢進がかなり前からインタラライブという形で
    観客の選択で後に演奏される曲やそのライブのストーリーが分岐するものをやっていたことに対して
    『そういうものが先行・類似したものとして思い浮かぶが、そういうものを把握していたり、それらから影響を受けたということはあったか?』と質問しない」
    あたりに不満を覚えました。
    (個人的には今作が新しくないというわけではなく、間違いなく新しいがそれが生み出されるにあたって影響を受けてそうな周縁のものが思い浮かぶことについて言及しないことへの違和感。)
    「ライター且ついわゆる識者的な立ち位置の人たちがそもそもそれらの作品やアーティスト、ライブについて知らないってある??
    そしてそういった周縁のものを取り上げて深堀りせずに、
    ただただ凄い凄いと言ってるだけが研究なんです・・・?」
    といったところでしょうか。
    「そんなのは雑誌の取材で取り上げられるべきことであって研究所でやることではない」
    と言われればそれまでですが。

TENETを観てきた。

公開前、観るまでのお話

最近話題の映画、TENET観てきました。
監督は「ダークナイトトリロジー」のクリストファー・ノーラン
DCコミックのヒーロー映画「ジャスティス・リーグ」から3年の間を空けてのオリジナル作品ということで公開前から映画メディアでは話題に登り、
公開後はTwitter
「一度観ただけでは全てを理解することができない」
IMAXで観るんだ!!」
などの感想が溢れ、メディアでは
「観る前に知っておいたほうが良いこと(ネタバレなし)」
みたいな記事が書かれるほどの人気ぶり。

個人的な目線でいうと、「コードネームU.N.C.L.E」「クローバーフィールドパラドックス」 に出演していたエリザベス・デビッキが出演する、
尚且つ上記2つの映画で彼女が見せた「不穏で信用ならない魅力的な女」を完璧に演じた姿が 非常に印象的で私自身、虜になってしまったのもあって「ワクワクが押し寄せてくる・・・」状態でした。
(余談:個人的に女性の好みとしてめちゃめちゃどストライク・・・
意味がわからん。あの身長、美貌で低い良い声してる。なんだそれは・・・女神降臨か??)

感想

実際に観てきた感想としては、やはり前評判通り
「一度観ただけでは意味がわからん。」というのはありつつも、
「なのに、故に面白い。」「事が始まったときの映像表現、アクションと劇の設定を前提としているが故に非常に印象に残る。」
そして、「映画のメッセージ性はよく見るものだが、タイムパラドクス、タイムトラベルものとして自分が見てきた中ではかなり経過が面白い。」
と思いました。

TENETを観る上で押さえておくべきタイムパラドクス論や量子力学的な知識等はWebメディアやtwitter、映画評論ブログ等でアホほど取り上げられてるので、 エリザベス・デビッキについて書くと
「強いデビッキだ・・・(ふつくしい。)」
「これは弱いデビッキ・・・(ふつくしすぎる。)」
「母の顔を見せるデビッキ(意味がわからん。なんだその切なげな表情は。きれいすぎるだろ。)」
「嗜虐心が煽られるデビッキ(かわいい、傷ついた姿もかわいい。)」
「これは覚悟を決めたデビッキ(強い)」
「悪いデビッキだ(人を騙そうとしてる。。)」
みたいな感じでめちゃめちゃ多彩なデビッキが観れたし、
やっぱ演技うめーな・・・という感じで推しバイアス差し引いてもグッと来ました。
「コードネームU.N.C.L.E」「クローバーフィールドパラドックス」で演じた役は映画のジャンルや劇中の都合もあってか、
「不穏さ」や「信用ならなさ」「他人を籠絡する美貌」
のほうが前に出ていて、 役の背景も深く掘り下げられることはあまりなかったのもあり、TENETでの活躍は非常に印象に残りました。

コロナ禍なのであまり何回も劇場に足を運びづらい&TENET人気すぎて席の予約すぐ埋まるので、Blu-ray出たら絶対買いますね・・・

終わりに

TENET、おすすめです。
シナリオの解明にのめり込むもよし、映像表現の魅力に取り憑かれるもよし、エリザベス・デビッキに惚れるもよしの最高の映画です。
(余談:ついでのように書きますが、
主演のジョン・デヴィット・ワシントン(デンゼル・ワシントンの息子)、
主役の頼もしい相棒役のロバート・パティンソンの演技も
めちゃめちゃ良かったし、真の漢・・・という感じで最高です。)

ブログ概要

筆者がエンジニアなので、技術書読んだりなにがしかの言語やプラットフォーム等を試したときにあーだったこーだったみたいなことを書くかもしれません。 あとは映画や音楽、ライブとかの感想を書くかもしれません。 ブログが有った事自体を忘れて更新がないかもしれません。

それでは宜しくおねがいします。